2023/10/04 18:01

2種パック(豆)を試飲したところ、どちらの豆も、それぞれの個性があり、それぞれに美味しく、定期的に購入させていただくことにしました。

まず CH Bitter ですが、豆の挽き目や湯温など、淹れ方によって驚くほど味や薫りが変化しますね。豆そのものの質の高さ、懐の深さを感じます。
どの淹れ方でも、口に含むと上品な苦味が広がり、後口はキレの良い酸味で仕上げ、余計な雑味を一切残さないところが共通点だと思います。
少し湯温を下げると、まろ味甘味が顔を出し、湯温を上げるとコクと苦味が増し、薫りも一層シャープになる印象です。
複雑な味の変化を楽しめるうえ、味の方向性も誰にでも好まれるという、ともすると二律背反する要素を併せ持った、素晴らしいブレンドだと思います。

一方の Crystal Blend は、奥深いコクに負けないシャープな酸味に特徴があると感じました。
CH Bitter も後口に酸味を感じられますが、Crystal は口に含んだところから最後まで、蒼い果実のように爽快で口当たりが良く、いつまでも感じていたい酸味を味わうことができます。
これほど上質な酸味を味わえるブレンドには、なかなかお目にかかれないと思います。

CH も Crystal も、冷めてもコクと薫りを感じられること、ボディーは複雑な味わいと豊かなアロマで構成されること、しかし後口はスッキリとキレが良く、雑味が全く残らないことを特徴としていると感じます。
そして何より、豆そのもののエキス量が多いのでしょう、多めの湯量(通常の1.5〜2倍量)でドリップできて経済的にも助かります。

一度味わったら忘れられない--そんな素敵なブレンドに出会えたことに感謝します。
末長くお付き合いしたいと思います。